お知らせ:3/14国際セミナー「森林減少ゼロとSDGs-グローバル新基準を学ぶ」」開催〜高炭素貯留アプローチ(HCSA)とは?〜
森林減少ゼロは、SDGs15(陸の豊かさも守ろう)や、国連気候サミットの「森林に関するニューヨーク宣言(2014)」の目標として掲げられています。しかし実際には、世界の森林では大規模農園への転換や開発が続き、特に熱帯林の減少は留まるところを知りません。私たちがほとんど無意識に消費している紙、木材、パーム油、大豆などを生産するために、熱帯林が失われ、陸上の生物多様性も急速に失われています。私たちは、どのように森林減少を食い止め、SDGs15を達成することができるのでしょうか?
本セミナーでは、レインフォレストレインフォレスト・アクション・ネットワーク(RAN)の森林ポリシーディレクター ジェマ・ティラックが来日し、森林減少ゼロを具体化する実践ツール「高炭素貯留アプローチ(HCSA)」(※)をご紹介します。また、企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)の事務局長でもある足立直樹氏に、日本企業が森林減少ゼロに取り組む意義と課題についてお話いただき、CDPジャパンの山口健一郎氏よりコメントをいただきます。
企業、NGO、コンサルタント、投資家の皆様など、世界の森林とその持続可能な利用にご関心をお持ちの皆様にお集まりいただき、森林減少ゼロに達成に向けて、具体的に取組みを進めるための議論を深める機会になれば幸いです。
【開催概要】
日時:2019年3月14日(木)13:30~16:00(開場13:00)
場所:東京ウィメンズプラザ 第一会議室 (東京都渋谷区神宮前5-53-67)
資料代:1,000円(要事前申込)
【プログラム】(予定・敬称略)
高炭素貯留アプローチ(HCSA)の概要とサプライチェーン管理の実践例
講師:ジェマ・ティラック
レインフォレスト・アクション・ネットワーク(RAN) 森林ポリシーディレクター
森林減少ゼロとSDGs-世界の取組みと日本
講師:足立直樹氏
株式会社レスポンスアビリティ代表取締役/企業と生物多様性イニシアティブ事務局長
コメント
山口健一郎氏
CDPジャパン シニアマネージャー
※高炭素貯留アプローチ(HCSA)とは
HCSAは、森林減少を止めるために開発された手法で、パーム油や紙の生産と熱帯林の存続との両立さを目的としています。森林の炭素貯蔵量と生物多様性保全機能、泥炭地や水辺、地域住民との関係などに着目して森林を評価し、保全する手法です。世界自然保護基金(WWF)、コンサベーション・インターナショナル、グリーンピース、レインフォレスト・アクション・ネットワークなどの国際環境NGOや、ユニリーバやネスレといったユーザー企業、生産国の大手アブラヤシ農園企業、大手製紙メーカーがメンバーとして協働しています。HCSAは投資家への情報提供を行うNGO、CDPのフォレスト分野の企業評価や、持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)の2018年の新基準で採用されたグローバル新基準です。
主催:地球・人間環境フォーラム
協力:ウータン・森と生活を考える会、国際環境NGO グリーンピース・ジャパン、プランテーション・ウォッチ(レインフォレスト・アクション・ネットワーク 日本代表部、国際環境NGO FoE Japan、サラワク・キャンペーン委員会、熱帯林行動ネットワーク、メコン・ウォッチ)
後援:企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)、世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)
【お申込み】
以下のフォームよりお申込みください(推奨)。
または、主催団体の地球・人間環境フォーラムのe-mail(event@gef.or.jp)かFax(03-5825-9737)にて、セミナー名、お名前、ご所属、連絡先(メール、お電話番号)を明記の上、お申込みください。
*このセミナーは、「緑と水の森林ファンド」の助成を受けて開催します。